ビットコインが分裂!?ハードフォークを徹底解説!

ビットコインとビットコインキャッシュの分裂
ハードフォークは儲かるのか。

2017年10月29日の日経新聞に「ビットコイン 分裂」と掲載されました。

  • ビットコインて分裂するの?
  • しかもバブルってことは儲かるの?
  • というかそもそもなんで分裂するの?

などなど、疑問が出てきた人も多いと思います。

 

仮想通貨の分裂はハードフォークと呼ばれており、

ビットコインに限らず過去何度か発生しています。

今回の記事では代表的なハードフォークであるビットコインとイーサリアムについて

その目的と結果を解説していきます。

この記事を読めば、なぜバブルと呼ばれているのか理解できます。

 

ハードフォークとは?なぜ起きるのか?

冒頭で申し上げた通り、ハードフォークとは分裂です。

ビットコインがビットコインとビットコインキャッシュ

イーサリアムがイーサリアムクラシックとイーサリアム

に分裂することをハードフォークと呼んでいます。

ハードフォークイメージ

ハードフォークが起きる原因としては、開発者たちの意見の対立が多いです。

2017年のビットコインのハードフォークは政治的要因が絡んでの意見対立でした。

意見が対立してまとまらないから、どうせなら2つにしてしまえば?

という感じで理解してもらえればよいです。

ビットコインとイーサリアム、実際に起きたハードフォークについて解説していきます。

 

過去のハードフォーク徹底解説!

ビットコインの場合

ビットコインの場合のハードフォークの原因はスケーラビリティの問題に起因するものでした。

※スケーラビリティの問題とは
規模の拡大のこと。ビットコインは2017年で大きく利用ユーザを増やしましたが
そのユーザ数の拡大に処理能力が追い付かず、送金遅延問題が発生していました。

このスケーラビリティ問題の解決策として提案された方法が2種類あり、

どちらも相譲らずという形だったので、ハードフォークするという形になりました。

 

解決案① segwit

ビットコインの取引承認処理スピードは

  • 「取引1件あたりのデータサイズ」
  • 「1回の承認処理(ブロック)での取り扱いデータ量」

に依存します。

segwitというのは取引1件当たりのデータサイズを圧縮することで

1ブロック当たりの処理量を増やすという案です。

segwit

このsegwitは2017/8/24に実装され、問題なく稼働しています。

そして、今までのビットコインの仕組みをそのまま継続することができています。

このように分裂しない改善をソフトフォークと呼んでいます。

この案を推奨するのがコア派と呼ばれる、ビットコイン初期からの開発チームです。

 

解決案② BIGブロック

これに対して、ブロックサイズを大きくするという案も生まれてきました。

ビッグブロック

この改善の場合は、従来のブロックチェーンの仕組みを継続することができず

ハードフォークするという形になります。

こちらを推奨しているのは、主に中国のマイナーです。

 

対立の要因とビットコインキャッシュの誕生

ではなぜ対立しているのか?

そこには政治的背景がありました。

コア派としてはユーザの混乱を招くようなハードフォークは絶対に避けたい。

しかし、BIGブロック派にはsegwitに賛成しない理由がありました。

BIGブロックのマイナーたちはビットコインのマイニングの際にASICBoostという

マイニングを効率よく行うことができる特許技術を使っています。

segwitを実装された場合、このASICBoostが使えなくなり、自分たちのマイニング報酬が減ってしまいます。

そのため、segwitには反対しているのです。

ビットコインハードフォークの対立

2017年3月からこの対立は続いており、最終的には

いったんsegwit導入してから後で、BIGブロックのハードフォークを実装しようとなりました。

この取り決めをsegwit2Xと言います。

 

ところが、そんな取り決めを無視して、2017/8/1にハードフォークで生まれたのが

ビットコインキャッシュです。

ビットコインのブロックサイズは8Mでビットコインの8倍です。

 

このビットコインキャッシュがビットコイン初のハードフォークとなります。

この時、ビットコインを所有していた人はビットコインと同じ枚数の

ビットコインキャッシュをもらえました。

ビットコインホルダーにとっては、コインを持っているだけで

新しいコインをもらえるおいしいイベントになったわけです。

 

巻き起こるハードフォークブーム、segwit2Xの決着

ビットコインキャッシュがハードフォークを実例を作ったことにより、

ビットコイン界にはハードフォークラッシュが巻き起こります。

ビットコインゴールド、シルバー、ダイヤモンド、プラチナ、、、

 

当然、なんでもかんでもハードフォークすればいいというものではありません。

技術的裏付けがない場合は、取引所が扱わないため無価値なコインとなります。

その一例がビットコインゴールドです。

ビットコインゴールドは先に述べたASICによるマイニングの独占を防ぐために

GPUでもマイニングできるようにする、という目的でビットコインからハードフォークしたコインです。

しかし、このビットコインゴールド

リプレイアタックの対策が実装されておらず、ハードフォーク後に

リプレイアタック対策を実装できる開発者を公募するというお粗末な展開でした。

※リプレイアタックとは
ビットコインが分裂して、ビットコイン・ビットコインゴールドの2種類に分かれるのですが、
片方を送金した際のKEYを使って、第三者がもう片方を送金することです。

リプレイアタックイメージ

とはいえ、海外の取引所では取り扱うところも出てきてはいたので、

ビットコインからのハードフォークコインが数多く生まれました。

 

そんな中迎えたsegwit2Xによるハードフォーク予定日

当時とは状況も変わってきています。

  • ハードフォークするにも、すでに8Mのブロックを持ったビットコインキャッシュが存在している。
  • ハードフォークが乱立しすぎており、取引所も懸念している。
  • ビットコインの価格が急上昇している。
    (わざわざハードフォークして下げる必要がない)

となり、結局segwit2Xによるハードフォークは延期となりました。
(今後決行されるかはわかりません。)

 

ビットコインのハードフォークについてまとめましたが、

単純にコインが分裂するという技術的な話ではなく、

政治的要素も含まれる奥が深い話です。こういった観点から今後のニュースを見れると面白いと思います。

 

イーサリアムの場合

イーサリアムのハードフォークのきっかけはThe DAO事件と呼ばれるハッキング事件でした。

イーサリアムをベースとした通貨DAOにおいて、50億円以上のハッキング事件が発生しました。

 

この事件に対し、イーサリアム開発チームは

「ハードフォークによって、不正送金が行われる前の状態に戻す」

という決断を下しました。

この決断に開発チームの90%は賛成したのですが、

残りの10%のメンバーは

「取引前の状態に戻すのは中央集権的な介入だ」

といって反対しました。

このメンバーにより新しいプロジェクトとして作られたのがイーサリアムクラシックです。

イーサリアムのハードフォーク

なお、この時の不正送金はイーサリアムではなくDAOの脆弱性を突かれたものであり、

イーサリアムのセキュリティは問題ありません。

ですので、イーサリアムとイーサリアムクラシックの機能はほぼ一緒で、

プロジェクトメンバーが違うということになります。

この時もイーサリアムホルダーにはイーサリアムクラシックが付与されました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここまでビットコインとイーサリアムを例にハードフォークについて紹介してきました。

分裂する理由。

なぜバブルと呼ばれているのか。

そして分裂時に起こりうる危険性についても理解いただけたのではないでしょうか?

今後も様々なコインのハードフォークが予定されています。

正しい知識を身につけて、ハードフォークのイベントに対応していきましょう。

 

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